かおちんの明るい闘病記vol.4
~手術・前編~
12月某日(入院4日目)。
朝8時10分。
「××さん、そろそろ手術室へ向かいますから、お手洗い済ませてくださいね。」と、看護師さんが声をかける。(注:「××」というのは、私の苗字が入ります。)「は~い、今行ってきました。」と、私。8時半からというとっても早い時間に、手術は始まる。手術の前は、
1.お手洗いを済ませておく。
2.寝間着の下には何も着けない。
3.コンタクトレンズははずす。
4.化粧は落とす。
はい、準備OKですよ。覚悟もできてますよ(笑)。さぁ、ストレッチャーに乗せてくだせぇ!
すると看護師さんが、「じゃ、行きますから、エレベーターの前まで来てください。」。え?じ、自分で行くの?なーんか、拍子抜けだなぁ。。付き添いに来てくれた母と、親戚のおじさんと一緒に、エレベーターホールへ歩いて行った。
そこには看護師さんが、車椅子を用意して待っていた。手術室への入り口は、渡り廊下を渡った別棟の、2階にある。そこまではちょっと遠いので、車椅子に乗せられたのだった。
寒い渡り廊下を無言で進むうちに、これから体験する未知の出来事への恐怖心が、少しずつ湧いてくる。自分の身体にメスを入れる、っていうのがどのくらいの苦痛なのか、その前に「全身麻酔」で完全に意識を失うことの恐怖、もしそれっきり意識が戻らなかったら・・・。そんなことを考えているうちに、手術室入り口へ到着してしまった。
「それでは、家族の方は、ここまでです。行ってまいります。」看護師さんの声。私はコンタクトレンズを外した視力0.03の、ぼやけた瞳を母に向け、「行ってきます。」と言うのが精一杯だった。頭の中では、“私にもしものことがあったら、お葬式では「ライティングマン」を流してね!”なんていう言葉をふとよぎらせつつ。。(爆)
手を振る母が視界から消えると、一挙に緊張感が高まってきた。車椅子はまたそこから別のエレベーターに乗って、上の階へ。降りたすぐ右手にあるドアが開き、手術着を来た数名の看護師さんが出迎えた。
「××さんですね。こちらへどうぞ。」そしてここで、ようやくストレッチャーに乗せられる。ゆっくりと手術室へ移動。ストレッチャーが定位置にセッティングされる。想像していたよりも広くなく、薄い緑色をした無機質な空間。頭上には、テレビドラマでよく見る、楕円が放射状に付いたライトが!
「今日の手術を担当します、看護師の○○です。これから胸に器具を装着しますね。」
心電図を測るときのような器具を取り付けられ、もう緊張感がピークに。腋の下から汗が流れているのがわかる。麻酔の先生が到着するまで、少し待たなくてはならなかった。
「緊張してますか?」と、看護師さん。「はい。。『医龍』みたいですね。」。
人は極限のときには、マヌケな答えをするものなんだなぁ。。
「あの・・・、ココまで来て逃げ出しちゃった人って、います?」また変な質問をする私。「ん~、、それはないですね(^^;;)。大丈夫ですよ、目が覚めたら手術終わっていますから。。」。
執刀医の先生もみえた。「××さん、頑張ろうね。」。先生、どうぞお手やわらかに頼みます!!そして、いよいよ麻酔の先生が到着。手には太い注射を持っている。あー、とうとう始まってしまうのか。ごくり、生唾のんだ。
「ハイ、これから麻酔を打っていきます。すぐに眠くなりますからね。」先生の言葉にうなずきながら、注射針が静脈に入るのを見届ける。麻酔液ってね、冷たいの。腕の静脈から入って、胸を通っていくのがわかるんだもん。あー、胸を伝っていく・・・そしておそらくそれが脳に達したその瞬間、突然バタン!とシャッターが閉まるように目の前が真っ暗になった。「眠くなる」というもんじゃない。「意識を失った」のだ。
「××さん、終わったよ!」。
・・・3時間半後、先生の声で目覚めるまで。
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つづく。。。
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コメント
かおさん、久しぶりに来てみたら入院されていたんですね。(^_^;
でもレポの様子からお元気そうで安心しました。
私は3年前に15cm開腹しましたが(お腹の曲線で15cmだけど
痩せてたら直線で12cmくらいかも・爆)、その時にいろいろ
体験しましたよん。
ちなみに麻酔は口からでした。 酸素マスクみたいなやつね。
3秒で寝ちまいました。(笑)
先生「はい。それでは、ゆっくり10数えますからね~。
い~ち・に~・さ~ん…」
私「(心の中で一緒に)い~ち・に~・さ~ん、Zzzzz」
気が付いたのは手術室を出て病室に移動する廊下でした。
でもまた寝ちゃって次に気が付いたのは夜中でした~。
3以降はホントにプツッって感じでしたよ。(笑)
投稿: なまず | 2008年1月13日 (日) 01時19分
>なまずさん
口からの麻酔だったんですね。私もそっちのほうがよかったなぁ。。
注射ってなんか怖いんだもん(^^;;)。
投稿: かお | 2008年1月13日 (日) 23時07分
僕の場合は背中に2本注射打って、
それからマスクで眠らされました。
マスクを当てて3秒足らずで、
まさにシャッターが落ちるように意識が落ちましたね(^_^;)
それにしても手術室に入った時って、
怖いですよね~。
病棟で全身麻酔してから搬入してもらいたいです(笑)
投稿: フミヒロ | 2008年1月13日 (日) 23時39分
>フミフロさん
背中に打つっていうのも怖い気がする~。
シャッター、バタンという感じ、ほんとに「あぁ、これが意識を失うということなんだ」と思いましたね。。
投稿: かお | 2008年1月14日 (月) 17時24分
そうかぁ、あにも葬式の時の選曲しておこう。
何がいいかなぁ・・・
やっぱ浅野さんのギターソロ入ってるやつかなぁ。
例えば、
The Dragon's Come Alive.
とか。
そういえば全身麻酔で注射ってのも珍しいのでは。
投稿: あに | 2008年1月15日 (火) 22時02分